No.2 『相場の事を知らないから負けるのか』 [スタートアップセミナー]
これは「無料メルマガ」で配信した、
スタートアップセミナーの続編である「基礎の基礎編」のリメイク版です。
では、続編No.2の始まり始まり~ 。
負け組の多くのトレーダーは、
「自分は相場のことをよく知らないから負ける」
と信じている。
でも、本当に「相場のことをよく知っていたら勝てる」のだろうか。
あるいは逆に、
「相場の事を知らなくても儲けている人がいる」のだろうか。
まずは「相場のことをよく知っていたら勝てる」と言うのは本当だろうか。
これはウソである。
「次にどうなるかを神のごとく全て知っていたら勝てる」は本当だろうけど、
「よく知っている」
程度では勝てない人はゴロゴロいる。
例えば勝率65%の手法を知っているとしよう。
これは、その手法の売買シグナルが点灯すれば、
相場は65%の確率でシグナルの通りに動くと言う事である。
従って、その局面では「相場の事をよく知っている」のと同義である。
しかし、たとえそれを知っていても、
大半の訓練されていない普通の人は、
ノーベル賞受賞で有名なあのプロスペクト理論通りの行動をとってしまうのだ。
つまり、
目の前の利益は利食いポイントに来る前に確定し、
損は損切ポイントを越えても持ち続けて出来るだけ避けようとする。
結果、ルール通りやっていれば得られた利益より少ない利益しか獲得できず、
ルール通りにやっていれば済んだ損失よりも大きな損失を被る。
手法のルールなんてなかなか守れないのである。
では「相場の事を知らなくても儲けている人がいる」はどうか。
これは真実である。
例えば、インサイダー情報。
相場のことなど知らなくて勝てるでしょう。、
あるいはプロのトレーダーに指示されるがままにトレードを実行できれば、
それでも十分勝てる。
あるいは、
実績のあるシステムトレードを行えば、
システムの中身を知らなくても、
システムが稼いでくれる。
勝ち組のトレーダーは相場が次にどうなるかを知っているから勝っているわけではない。
彼が唯一知っている事は、
上の例で挙げた手法なら、
「条件がそろったところで仕掛ければ、
100回のうち30~40回は必ず負け、
60~70回は必ず勝つ。
そして、統計的優位性が発揮される回数をこなせば、
トータルでは必ず利益が残る。」
と言う事実だけである。
そして、彼が唯一完遂しようとしていることは、
統計的優位性を引き出すために、
ルール通りにすべてのチャンスを見逃さずに建玉し、
利確ポイントに到達したら利確し、
損切ポイントに到達したら損切する。
滞りなく、この作業を繰り返す。
決して、相場がどうなるかが分かっているから儲けているのではない。
目指すところを間違えてはいけないのである。
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